お知らせで~す。
ご紹介させていただきましたが、
今度は大邱の医療従事者の方々が書いたエッセイ集が緊急出版されました。
大邱は2月18日の最初の感染者から判明してから、日に日に感染者が増え続け、
27日には感染者が1000人を超えるという未曾有の事態に陥りました。
患者を受け入れる体制もできぬまま、診療にあたった医師・看護師などが自宅待機に入りざるを得ず、
慶北大学病院などの総合病院はすぐさま閉鎖という
前代未聞の大パニックになりました。
そんななか、第一線でコロナと戦ってきた医師や看護師など医療従事者32名が、
体験談や熱い思いを綴ってくれました。
これを読んでいると、
「メディシティ大邱」のレベルの高い医療、
MERSの経験に基づいた感染病管理体系など
大邱にはコロナを乗り切るパワーがあったんだなぁという気がします。
最初は、よりによってなんで大邱なの?と思いましたが、
逆に、もしこれが大邱でなかったら・・・と考えると、もっと悲惨なシナリオも想像されるのです。
2月には「大邱封鎖」や「大邱閉鎖」などと言われながらも、
たった2か月足らずの4月には、感染者ゼロの日がやってきました。
そこには大邱の医療従事者の早急かつ適切な判断、
一歩一歩の努力があったことをこの本を通して改めて知りました。
特にドライブスルー方式の PCR 検査は世界初!
エッ!と驚きましたよね。
私たちのコロナとの闘いはまだまだ続きます。
そしてこれから先も、恐ろしい感染症が発症する可能性は否めません。
私たちの未来のために、今回の経験は語り継がなければなりません。
突然のクラスター、そして早期収拾までの記録をまとめたこの本は、
貴重な一冊になることでしょう。
ぜひご一読くださいませ。
👉『新型コロナウイルスと闘った、韓国・大邱の医療従事者たち』
*現在はPDS版のみ、Kindle 版・紙版 は6 月初旬に刊行予定です。