ツアー2日目。
朝食は寿城区にあるトランキル(들안길)というレストラン通りに行きました。
トランキルも皆さんに見ていただきたかった場所の一つです。
トランキルは、寿城池から北に2.3キロ、
通りの両側に150店舗以上の大型飲食店が軒を連ねるレストラン通りです。
1980年代後半、交通渋滞を避けるため、都心の大型レストランが移転したのをきっかけに
一流シェフのお店や模範飲食店などが集まってきてレストラン通りができました。
どのお店も広い駐車場を完備、さまざまなジャンルのレストランがあります。
韓国にはいたるところに「美味いもん通り」がありますが、
これほど大規模なレストラン通りは他にはないのではないかと!
朝ご飯はそのトランキルにあるこちらのお店へ。
東醫屋(トンイオク/동이옥)
先月、下見に来たばかり。
トランキルにあるお店は大型店ばかりなので、ツアーの時には事欠きません。
入口のパネルには材料の原産地がきっちり表示されています。
今日いただくユッケジャン(ソコギクッパ)は、国内産のお肉が使用されています。
妊婦、障がい者、タクシーの運転手さんには割引のサービスも。
他にも、食事中のスマホの充電や、
食後のコーヒーも充実、
いろいろ行き届いていますが、オーナーシェフは30代!
ガンバっていますね~!
席に着くと、すぐさまパンチャンが出てきました。
ここのキムチ美味しい~!
パンチャンのおかわりはセルフでできます。
1日2回、ランチタイムとお夕飯の時間には、即席のおかずも提供されるようです。
ユッケジャン(ソコギクッパ)6000₩
夜中の2:00~10:00まではタイムサービスを実施していて、
クッパとヘジャングは1000₩OFFとお得になっています。
化学調味料は使っておらず、スープは15時間かけてとってもの。
スープは美味しいし、お肉もゴロゴロ、それに柔らか~い。
タイムサービスでも中身はケチってないとみた!(笑)
大邱式ユッケジャンはクタクタになった大量のネギが入っているのが特徴です。
このネギが美味しいんですよね。
ところで、朝食をなぜユッケジャンにしたかといいますと・・・
(さぁ、語るぜ! 笑)
大邱にゆかりのあるお料理を食べていただきたかったからです。
ユッケジャンは韓国全土どこででもいただけますが、
実は大邱から全国へひろがっていったお料理です。
もともとは宮廷料理としてつくられたもので、当初犬の肉が使われていました。
犬の肉は高タンパク、高カロリー、滋養のつく食材なので、
大邱の人たちは、厳しい夏を乗り切るために
夏の保養食としてユッケジャンを食べるようになったのです。
そして、だんだんと犬肉の代わりに牛肉が使われるようになり、全国に普及していったというわけ。
大邱10味のひとつ、タロクッパも、その給仕方法(ご飯とスープを別々に出す方法)から
タロクッパと呼ばれているだけで、スープはまさにユッケジャンです。
クッパにはネギの代わりにソンジ(牛の血の塊)が入っているのが特徴ですが、
苦手な人も多いので、今回はユッケジャンにしてみました。
大邱式ユッケジャンがいただける老舗もあります。
ぜひ、一度食べてみてくださ~い。
さて、トンイオクに戻ります。
このお店、ソルロンタンや冷麺にも定評があるようです。
次回は冷麺を食べに来ようっと!
と思いながらバスに乗ったら、お店にカメラ忘れた~!(汗)
すでに走り出していたのに、お店へUターンしてもらいました。
なんたるドジ、お許し下さ~い!
東醫屋(トンイオク/동이옥)
大邱広域市寿城区トラン路63
대구광역시 수성구 들안로 63
℡ 053-762-7722
24時間営業