モミの林を歩いた後は、千年を越える古刹、月精寺(ウォルジョンサ)へ。
新羅の善徳女王の時代(643年)、唐で仏教を学んだ慈蔵律師が、
菩薩が宿ると言われる五台山に寺を開きました。
当時の建物は、1950年に戦火で焼失したため残っていませんが、
貴重な国宝や文化財が数多く保管されています。
こちらのお坊様が案内してくださいました。
物静かで僧侶らしい雰囲気を持っておられます。
韓国のお坊様は、日本と違って日々厳しい修行を積み、肉食、飲酒、結婚が禁じられているそうです。
*お坊様の修行がどれくらい厳しいかは、2番目のお寺で知ることとなります。
まず、天王門を通りました。

よく見ると四天王ってお寺によってずいぶんお顔が違うんですよね。
ここのはちょっと怖い感じ。

そして金剛門をくぐります。

天井には色鮮やかな絵が。

金剛門の上の金剛楼へ上がらせていただきました。 ゾロゾロゾロ・・・・

中央にあるのは輪蔵台(ユンジャンデ)、中にお経が入っているそうです。

棒を持って一周回れば、お経を唱えたことに匹敵するとか。
よいしょ~!と回ってみました。
お経は読めないけど、これならできる!
とても素敵な茶屋を発見!
でも、悲しいかなスルーーーーーー!
*以前、FAMでご一緒したこの方がここでお茶を飲んでおられました。
そして国宝の八角九層石塔

高麗時代中期のものだそうで、近くで見るとその歴史が感じられますネ。
韓国の中で最も美しい石塔と言われています。
石塔の前で左足を立ててひざまずいているのは石像菩薩座像(別名 薬王菩薩像)。
元々八角九層石塔と対になっていたと思われますが、これはどう見ても新しい。
オリジナルは聖宝博物館に保管されているそうで・・・あ~ん、そっちも見たかった!

そして本堂である寂光殿の中に入りまーす。 ゾロゾロゾロ・・・

釈迦牟尼仏が奉ってあります。
お坊様にならって合掌
そしてお辞儀の手ほどきを受けました。
膝と手と額を床につけて深~くお辞儀をします。
人によっては108回(いや、それ以上)やるそうですが、これはしんどいぞ! 筋肉痛間違いなし!

大講堂でお坊様のお話を伺いました。
お坊様の声に耳を傾けながら、自分と向き合う。
心穏やか~になります。

蓮の葉茶とお菓子もいただきました。
ふ~む、なるほど・・・
とお坊様の話をmatchino君の通訳で聞いているわけですが、
これまでサラサラサラ~と通訳してくれたmatchino君が、ウッと言葉をつまらせる場面が・・・
「お坊様のお話には専門的な言葉が多くて、訳すのが大変でした~!

」と。
でも、おかげでとてもよくわかりました。


最後にテンプルステイのお部屋を見せていただきました。

こちらはシングルルーム。

そしてこちらは俳優のペ・ヨンジュンさんが泊まったというデラックスルーム!
かどうかわかりませんが・・・

へ~~~っ、ここにヨン様が!!!


フォトエッセイ「韓国の美をたどる旅-ペ・ヨンジュン」の取材で来られたそうです。

冬ソナファンとしてはちょっと嬉しい♪

さらに奥にはテンプルステイの専用オフィスがあり、

とても立派な宿泊施設が完備されていました。
ちょっくらごめんなすって・・・
こちらは各お部屋にトイレがついています。
テンプルステイには外国人向けのいろんなプログラムがあるようです。
通常のテンプルステイだけでなく、
宿泊せずにテンプルプログラムだけでも、プログラムは受けずに宿泊だけでもOKだそうです。
月精寺やテンプルステイに関する情報はこちらに詳しく書いてあります。
興味のある方は覗いてみてくださいネ。
またテンプルステイやテンプルプログラムはHPから予約ができます。(英語と韓国語のみ)限られた時間でしたが、素敵な森を歩けたし、国宝も見れたし、テンプルプログラムの体験もできました。
もっとゆっくりしたい気持ちを残しつつ、次の場所に向かいま~す。
月精寺(ウォルジョンサ/ 월정사)
江原道 平昌郡 珍富面 五台山路374-8
강원도 평창군 진부면 오대산로 374-8
℡ 033-339-6800
文化財拝観料 大人3000ウォン 中高生1500ウォン 小学生500ウォン
<アクセス>
東ソウルバスターミナル から珍富(ジンブ)行きバスに乗り、珍富バスターミナルで下車。
珍富バスターミナルから 月精寺行きバス(1時間間隔)に乗車し、月精寺前下車(約15分)