ソムジンガンを離れ、今度は山手の方に入ってきました。
河東窯(하동요)
400年の歴史を誇る窯元にお邪魔しました。
なんとなく土が赤っぽい。
この土が陶器を焼くのにとっても適しているんですって。
国内の窯元のほとんどが、この地方から土を仕入れているそうです。
登り窯ですね~
白賁城という展示室へ。
年中無休、いつでも見せてもらえるそうです。
中は木をふんだんに使った落ち着きのある空閑。
壁際に作品が展示されています。
窯元のチョン・ウンギ先生(정웅기선생님)
1993年大韓民国陶芸大会に入選、1995年大韓民国国際芸術総合大賞展陶芸部門で金賞を受賞されています。
日本人が大勢来たので、私たちの写真を撮っておられるところ。(笑)
最近は、粉青沙器(분청사기)という李朝時代の焼き物と茶道具を主に焼いておられます。
作品をいくつかご覧くださ~い。
土っぽい柔らかな風合いがいいでしょう?
値札がないのでちと買いにくいですが、^^;
小皿が数千円からって感じです。
イ・ビョンホンさんも来てる~。
あと、映画「酔画仙」のロケも行われたそうです。
お買い物はしませんでしたが、のどかな田舎の雰囲気を満喫。
素朴な韓国の焼き物を見るのも楽しいですね♪
河東窯(하동요)
慶尚南道 河東郡 辰橋面 白蓮里 117
(경상남도 하동군 진교면 백련리 117)
℡ 055-882-4080
これでツアーの全行程が終了しましたー!
釜山の金海空港へ向かいます。
最後にお世話になったガイドさんのお話を少し。
移動の間ず~っと、韓国の政治、経済、歴史、流行、芸能、社会情勢などなど
いろんな分野のお話をしてくださり・・・
はじめは「少し寝かせて~!」と思ったんですが、だんだんまじめに話を聞くようになりました。
とにかく詳しい。 いや~、すごくためになりました。
また、最初に「私は北朝鮮の出身です」と説明されたんですが、
「これまで大変だったことはありますか?」の質問に、今までのご苦労を話されました。
そして、最後にこう言われたのが印象に残っています。
戦争で一番苦しい思いをするのは一般市民です。
(苦労話の後だけに、この言葉はズシンときました。)
戦争は二度と繰り返してはいけない!
そう思って、私は韓国と日本を繋げる仕事であるガイドになりました。
私の話で少しでも韓国のことを理解してくださったら嬉しいです。
そして、これからも世界の平和のために、ガイドの仕事を続けていきたいと思っています。
これで全羅南道の旅レポは終了です。
読んでくださってありがとうございました~。
次の渡韓まで大邱のレポに戻りま~す。