ここでオンニのことを少しだけ。
オンニは仁川のチャイナタウンに住んでいる華僑です。 中国人だけど中国本土ではなく台湾出身だと強調しました。 若かりし頃、日本にいたこともあるらしく「東京を一人自転車で走り回ったのよ~!」って懐かしそうに話してくれました。
オンニとフィフィオンニの会話は中国語と韓国語のミックスなので、あまり聞き取れなかったのですが ^^; 時々日本語で解説してくれるのでとても助かりました。
オンニの家族は中華料理屋さんだけでなく、(3人で行った)カラオケ屋さんなども経営していて、このあたりでは名の知れた実業家でもあるようです。
「仁川っていいところでしょう!?」と言うオンニは、自分が大好きな街を、私にくまなく見せよう!って思ってくれたようでした。 もうご遠慮しよう、と何度も思いましたが、オンニはとことん付き合ってくれる気なんだ、って途中で気づきました。
帰り際、改めてお礼をいうと、「お礼なんて言わなくていいの。 だって、私たちが福岡に行く時は、Yuckyが私たちの案内をするんだから。」と優しい笑顔で言ってくれました。
そんなオンニに出逢うことができて、ホントにホントに幸せでした。
・・・で、最終日の朝。
なんとなく前夜の疲れが残ってますが・・・(笑) まだまだ行きたいところがいっぱい残ってる~! 朝ご飯も食べずにお散歩開始。 ホントは腹ぺこだったのですが、ご飯屋さんが開いてない~! (>_<)
虹霓門(ホンイェムン) 虹のような形でくり抜かれたトンネルは、1906年に日本人が領地を拡大しようと掘ったもので、有形文化財に指定されています。 ドラマ「オールイン」にも登場したらしい。 なんか味があるよね~。
済物浦倶楽部(チェムルポクラブ) 1891年ごろ、清や日本をはじめ、仁川に住んでいた外国人の社交の場。 ここはぜひとも見たかったのですが、朝早かったので、オープン前。 ザンネ~ン!

旧日本人街で、やっと開いてるお店を発見!
朝からラーメンとキンパッ!(笑)
厨房からトントンと野菜を刻む音が聞こえ、野菜タップリのラーメンが出てきました。 豪華玉子入り!
キンパッは1個摘まんで、持ち帰りに。

朝食後、タクシーをとばして行ったのは・・・
タルトンネ博物館タルトンネ愛好家としては、ここは必須!(笑)

タルトンネ=月に届くほど高い丘の上にある街
タルトンネだった場所に建てられた博物館は、名前の由来通り、急な坂の上にありました。
行きはタクシーだったからよかったけど、帰りは膝が笑いました。 ^^;

入場料500₩を払って中に入ると・・・ 1960~1970年代に使われていた物が展示してあったり・・・

当時の街並みが再現してあります。 暗くてちょっと怖い感じ・・・^^;

困窮した生活ぶりが伺えます。 紫色のライトのところは共同トイレ。

日が暮れたので ^^; 家の中に入らせていただきましょう。

ごめんくださりませ~!

茶の間でプロレスを観戦中でした。 顔がリアルで、今にも動き出しそう・・・^^;

↑ 子どものころ遊びに行った親戚のおばあちゃんの家を思い出しました。
ご先祖様の写真はリアル写真。 靴をぬいで板の間まで上がれます。
← かまど炊きのお台所。
何を作っているのでしょう?

ご飯ですよ~! ちゃぶ台の食事は質素です。

お店屋さんもあったんですね。 昔の駄菓子屋さんみたい。

床屋さんもありました。 (写真左下)カウンターにぶら下がっている細長い革、懐かしい~。 これでカミソリをシャッ、シャッって砥ぐんですよ~。若い人は知らんやろうけど・・・^^;

当時の写真 ↑ や・・・ 絵 ↓ も展示してありました。


博物館を一歩出ると、近代的な高層ビルが立ち並んでいました。
昔、ここがタルトンネだったとは思えない。。。
「時の流れ」を感じた瞬間でした。
----- 水道局山タルトンネ博物館 --------
仁川広域市 東区 松現洞 163
(천광역시 동구 송현동 163)
032-770-6131
営業時間 9:00~18:00
休業日 月曜日、1月1日・旧正月・秋夕(チュソク)の当日のみ
ホームページ www.icdonggu.go.kr/museum
地下鉄1号線東仁川(トンインチョン、Dongincheon)駅 4番出口 徒歩12分
(仁川駅周辺からタクシーで10分くらいです。)
<よけいなお世話>
館内はやや暗目、さらに20分に一度照明を消して夜の雰囲気を出しています。 私はたまたま夜の設定時間に行ってしまったようで、ちょっと恐い雰囲気でした。 気の小さい方は、昼間のタルトンネを見学することをおススメしま~す。^^;