ツアー3日目。
ホテルを出て次の目的地へ向かいます。
バスの車窓から韓国最大の鉄鋼メーカー、ポスコ(POSCO)が見えました。
対岸から見る夜景は本当にキレイなんですが、昼間見るとまさに工業地帯って感じ。
着いたのは、九龍浦近代文化歴史通り(구룡포근대문화역사거리)。
かつてここには香川県の小田村からたくさんの漁師が移民してきて(1910年~)
日本人街がありました。
今も多くの日本家屋が残っています。
日本の雰囲気が残っていますネ。
こちらはキレイにリニューアルされてカフェになっています。こちらは食堂です。おっ! 旅館のタイルがいい感じ♪
ただ、あまりにもキレイにリニューアルされていて、
私的にはちょっとおもしろくなかったりします。^^;
老朽化がすすむ中、実際に住んでおられるので、改築もいたしかたないのでしょうが・・・
でも、中にはこんな風に昔のままの建物も。 昔の地図と写真。
ここに住んでた人の名前や〇〇商店など、詳しい記録が残っています。この写真はビフォーアフター床屋、クリーニング屋、銭湯、薬局、食堂、旅館などがあった当時の目抜き通り。
駄菓子屋さんに入ってみました。
うふっ、懐かしい~!
その先にある九龍浦近代歴史館(구룡포근대역사관)。
漁業で大成功をおさめた
橋本善吉さんのお屋敷で、現在は歴史館になっています。
こちらについては過去記事に詳しく書いてます。 ☆まさに日本の家日本人の大工さんも住んでいたんですね。
居間は当時を再現してあるのですが、
浴衣にこたつ!? う~~~む
解説士さんのお話を聞くことができました。
かつてここの人口の1割が香川からやってきた日本人だったこと。
韓国の漁船が100隻だったのに対して、日本の漁船は990隻もあったこと。
海を埋め立てたのは日本人だったこと。
昭和5年には商店街ができ、神社が4つもあったこと。
などなど・・・
流暢な日本語で話してくださいました。
やっぱり説明を聞くと、理解が深まりますね。
最後にこの階段の上の小高い丘に行きました。かつて神社がありましたが、今は狛犬だけが残っています。
功績のあった日本人の名前が彫られた、いや、彫られていた石碑。
日本人が引きあげた後、セメントで名前が消されてしまいました。
漁業で成功した日本人と漁業権さえ持たない韓国人
複雑な思いがあったのでしょう。
何をあらわしているのかわかりませんが、龍のモニュメント。九龍浦の港が見渡せました。
九龍浦近代文化歴史通り(구룡포근대문화역사거리) 慶尚北道 浦項市 南区 九龍浦邑 九龍浦里 경상북도 포항시 남구 구룡포읍 구룡포리