道東書院ですっかり時間をくっちゃいまして・・・だいぶ日が傾いてきました。
最後の目的地、仁興村(イヌンマウル)へ急げ~~っ!
着いたところは200年前の村。
2万坪ほどの小さな村は、後に山、前に川。 風水の背山臨水(はいざんりんすい)という条件を備えています。
村の手前にある案内所で解説士さんが私たちを待っていて下さいました。 遅くなってごめんなさ~い!
嶺南地方のヤンバン(儒学者)の伝統的な家が昔のまんまで残っています。 人が住んでいるので、門は閉ざされ中に入ることはできませんが、村の空気は伝わってきます。 他ではなかなか味わえない!
寿峯精舎(スボンジョンサ)
村人の集会所として使われています。
キッレ――――― に手入れされた中庭。
舐めたようにキレイ!(笑)
規律ある村の暮らしが伺えるようです。
亀が彫られた岩は、この村で掘り出されたもの。象形文字のようにも見えますね。
建物の中から庭を眺める。
「庭の真ん中に木を植えると人が困る」という風水の教えを地面に書いて説明して下さいました。
ここのお庭に植木が植えられているのは日本式で建てられているからで、韓国では珍しいのだそうです。
このことは、FBでウォンソプ先生とbudsan-love子とひゃんりちゃんが教えてくれました。 そういえば、love子とひゃんりちゃんはインテリアが本業。さっすが~! 教えてくれてありがとー!(*^^*)
門の閂(かんぬき)にも亀さんが・・・
災いを防ぎ、無病息災、村の繁栄を祈願する意味がこめられています!
と村の偉~い方が教えてくださいました。
広居堂(クァンゴダン) 教育の場として使われた建物です。
「時間があれば、この広縁でお茶を飲んでもらいたかったんですが・・・」
え~~~っ! めっちゃザンネン!(-.-)
じゃ、お茶の代わりに写真でも~で撮った一枚!(笑)
長男以外は結婚すると他の場所に移り住み、長男は、たとえ村の外に出ても、定年後はこの村に帰ってくるのだそうです。
今の時代にありながら、昔ながらのたたずまいと、美しい自然の景色と、規律ある暮らし。 仁興村(イヌンマウル)にはまだまだ残っているのです。