マッコリタウンは諦めたものの、全州最後の夜なのに、モーテルで過ごすのはもったいなくて…
モーテルから数十メートルのところに24時間営業の「全州韓屋スパ」が明るく浮かびあがっていました。
チムチルバンで温まろ〜っと!
*チムジルバン(찜질방)・・・低温サウナを主体とした健康ランドスポーツクラブも併設されているようです。
ホットヨガはあるようですが、リトモスはなさそうですねぇ。^^;
料金は、お風呂とチムチルバンで7,000₩。
入口で、タオルとTシャツと短パン、そして番号のついたロッカー兼靴入れの鍵を渡されました。
入口を入って正面にジム
左手に靴入れがありました。 (赤い色がコ〇ミスポーツクラブに似てるなぁ・・・)
諸事情により・・^^; ここからは写真がございませんが、ご了承くださいませ~!
お風呂の脱衣場に入っていくと、入口付近にいきなりアジュンマたちの集団が・・・ Tシャツと短パン姿の人もいれば、生まれたままの姿の人も・・・ああ、目のやり場に困る~ (/-\)
何事かと思ったら、テレビドラマの視聴中! そして、番組が終わると、サ~~ッと蜘蛛の子を散らすようにいなくなりました。
韓国語の先生のよると、韓国人は裸でも「前をかくす」という概念はないそうで、 皆さんどうどうとスッポンポンで歩いておられます。 郷に入っては郷に従え!と言いますが、私は日本人の習性で、どうしてもタオルのお世話になってしまいます。^^;
浴室の中央部分には、低・中・高温の3つの浴槽がありました。7~8人のアジュンマが中温の浴槽のへりに腰かけて、声高らかにお喋りをしています。 銭湯って社交の場なのでしょうね! 井戸端会議ならぬお風呂場会議!(ここでも誰もタオルなんて巻いてませんから~)
高温は熱いし、低温はぬるいし・・・ホントは私も中温の浴槽に入りたかったのですが、おしゃべりで盛り上がってるアジュンマたちの中に割って入れず、高音⇔低温をいったりきたり・・・^^;
お風呂から上がってTシャツと短パンに着替え、「チムチルバンはどこですか?」と一人のハルモニ(おばあちゃん)に尋ねました。
「チムチルバンに行きたいの? じゃあ、私についてらっしゃい!」
この時、ハルモニの何かのスウィッチがプチンと入ったようで・・・ もう、すっかり私の面倒をみる気満々!^^;
カムサハムニダ〰!
エレベーターでチムチルバンに上がると、そこは100畳ほどの薄暗いフロアで、床は岩盤浴になっていました。 老若男女、たくさんの人が入り混じり、マットを敷いてズラ~~っとまぐろのように寝っ転がっています。
とても、私が寝るスペースはなさそうでしたが、「こっちこっち~」とハルモニが私の手をひいて、1番奥のサウナの前まで連れていき「ハイ、ここに、マットを敷きなさい!」 そこにはハルモニの息子さんが待っていて、なんとか場所を確保することができました。
私とハルモニと息子さん、3人が川の字!
あああぁぁぁ~、あったか~い!極楽、極楽!(口に出してはいませんが・・・)
しばらくすると、ハルモニが私の肩をポンポンとたたいて、
「そういえば、垢すりはもうやったの? サウナもいろいろあるのよ、アレコレアレコレ…」
(たぶんそう言ってたと思うんですけど、ハルモニの韓国語、よく聞き取れませんで・・・^^; )
「せっかくですが・・・どちらも苦手なんですよ~!」
お初のチムチルバンは興味津々。 ヒソヒソ声で話をしている人、読書をしている人、音楽を聴いている人、爆睡してる人・・・マンウォッチングに余念なし! キョロ(゚.゚*)(*゚.゚)キョロ
気が付くと、あれ、ハルモニがいない!?
サウナの窓を覗いてみたら、中で一人、ゆっくり過ごしておられます。
「私もお付き合いしま~す!」と入っていくと、ハルモニはサウナの中でみかんを食べていました。
☆、。・:*:・゚`★.。・:*:プ~~~~~ン! サウナの中はみかんのアロマ!☆。・:*:・゚`★.。・:* 「あなたも食べない?」とすすめてくれましたが、なにせ高温サウナ。 「もう、ムリエヨ~(無理です~)!(>_<)」 わずか1分ほどで退散しました!
サウナを出ると、喉がカラカラだったので、売店で冷たいシッケを買いました。 風呂上りのシッケってこんなに美味しいのね~♪
*シッケ(식혜)は朝鮮半島伝統の発酵飲料、甘酒とも呼ばれる。再びマットに横たわると、岩盤浴の温かさがジワ~~~っと体に伝わってきました。
1日中寒さにさらされ疲れた身体がトロ~ッと溶けていくようです。
なんて気持ちいいの~♪
あまりの気持ちよさに、一瞬瞼を閉じました。
目が覚めたら朝でした!あら~、く(""0"")>
こんなはずじゃなかったのに~!!!
時計の針は6時半をさしています。
隣で寝ていたハルモニも起きているようでした。
「ハルモニ~、もう、帰りますね。 ホントにありがとう! 楽しかったわ~!」とハルモニの手を握りながら、私の語彙力を最大限に駆使してお礼をいいました。
旅先での親切ってホントに心にしみますね!
お風呂をあびて、ロッカールームに戻ると、床で寝ている人たちが・・・チムチルバンがいっぱいだったのかなぁ?
全州2日目、チムチルバンで寝ちゃったよ~!
レポはも少しつづきますネ。 ^^;